クッキングパパは現在124巻まで出ている長寿漫画の一つです。
主人公の荒岩一味はサラリーマンであり、そして料理をこよなく愛する人物です。家族や仕事仲間、友人などたくさんの登場人物と関わりながら、そしてその中で料理をふるまったりふるまわれたりしながら物語は進んでいきます。
この漫画で楽しいところが、一話ごとに必ずレシピがついていて、物語と同じ料理を自分でも作れる、という点です。例えば釣りをして釣ってきた魚を料理をする話を見て、自分も釣りにチャレンジしてみて、釣ってきた魚を同じように料理することで、より達成感を味わえるような気がします。
もう一つこの作品で良いと思う点は、料理を忠実に、しかも美味しそうに描写している点です。作者のうえやまとちさんは実際にその料理を作ってレシピを載せています。作って、自分の目で見て、味わうことにより、そのおいしさを絵で魅せることこそがこの漫画のよさだと思います。